Burning tree

Burning tree
GRAPEVINEスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
レーベル SPEEDSTAR RECORDS
GRAPEVINE アルバム 年表
愚かな者の語ること
(2013年)
Burning tree
(2015年)
BABEL, BABEL
(2016年)
『Burning tree』収録のシングル
  1. Empty song
    リリース: 2014年11月19日
ミュージックビデオ
Empty song - YouTube
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Burning tree』(バーニング ツリー)は、GRAPEVINEの13枚目のアルバムである。2015年1月28日SPEEDSTAR RECORDSより発売された。

概要

  • 前作『愚かな者の語ること』より約1年9か月振り、SPEEDSTAR RECORDSに移籍後初となるアルバム。アルバム間のインターバルとしては、『déraciné』から『From a smalltown』までの約1年7か月を抜き、最長となった。
  • アルバムタイトルは、曲が出そろったところで並べてみた際、1曲目の「Big tree song」とラストの「サクリファイス」が、どちらも「燃えるような命」について唄っていたことに由来している[1][2]
  • 前作同様セルフプロデュースで製作され、本作も西川が主導権を握る形で進められた[3]
  • 本作の曲作りは、ポニーキャニオン在籍時の2013年11月頃から行われ、「Big tree song」、「死番虫」、「IPA」、「Esq.」など5~7曲程度が作られた[4][3][5]。その後、ポニーキャニオンとの契約満了からSPEEDSTAR RECORDSへの移籍を挟み、2014年5月頃からプリプロを再開させ、完成に至った[3]
  • 先行シングル「Empty song」ではマスタリングにテッド・ジェンセンが起用されていたが[1]、今作のマスタリングにはグレッグ・カルビが起用されている[6]
  • 本作は初回限定盤と通常盤の2種類でのリリースとなり、初回限定盤には「Empty song」のPVと、「VIDEOVINE Vol.2」が収録されたDVDが付いている。

収録曲

CD

  1. Big tree song
    作詞:田中和将、作曲:GRAPEVINE
    ウォータードラムとパーカッションとして、Shige(DadaD)が参加している[3]
    田中曰く、当初はギターやベースが多く入っているようなアレンジだったが、最終的にはShigeに依頼したパーカッションループ中心のアレンジになったという[3]
  2. KOL
    作詞:田中和将、作曲:GRAPEVINE
    26thシングルc/w。前述のように、アルバム収録にあたってマスタリングが変更されている[1]
  3. 死番虫
    作詞:田中和将、作曲:亀井亨
    タイトルはシバンムシに由来しており、元々は虫の英名からとった「デスウォッチ」というタイトルだった。冒頭部分に入っているドラムのスティック音は、シバンムシの鳴らす音を表現している[7]
  4. Weight
    作詞:田中和将、作曲:亀井亨
    田中曰く、曲の雰囲気やアレンジの方向性、詞をイメージした際のシチュエーションなどが「wants」と被ることから、「『wants』のアナザーストーリー」として作られたという[8]。タイトルも「wants」を意識して決められ、同曲の詞の一部が曲中で引用されている[8]
  5. Empty song
    作詞:田中和将、作曲:GRAPEVINE
    26thシングル。「KOL」同様、シングルと異なるマスタリングでの収録となっている[1]
  6. MAWATA
    作詞:田中和将、作曲:亀井亨
    亀井は今作で1番大きく変わった曲に同曲を挙げている[3]
  7. IPA
    作詞:田中和将、作曲:GRAPEVINE
    タイトルはインディア・ペールエールに由来する[1]
  8. 流転
    作詞:田中和将、作曲:GRAPEVINE
  9. アルファビル
    作詞:田中和将、作曲:亀井亨
  10. Esq.
    作詞:田中和将、作曲:亀井亨
    タイトルは「エスクワイヤー」と読む[3]
  11. サクリファイス
    作詞:田中和将、作曲:亀井亨
    タイトルは、アンドレイ・タルコフスキーの同名映画が由来となっている[9]

DVD(初回盤限定)

「Empty song」Music Video
「VIDEOVINE Vol.2」 RECORDING/SHOOTING/LIVE

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e GRAPEVINE “燃えるような命”を軸にGRAPEVINEが生み出す、バラエティに富ぶニュー・アルバム! 2015年2月1日付 DAILY MUSIC
  2. ^ 音楽と人』2015年2月号 12~13P
  3. ^ a b c d e f g GRAPEVINE「Burning tree」インタビュー ナタリー 2015年1月28日付 1/2P
  4. ^ 『音楽と人』2015年2月号 19P
  5. ^ GRAPEVINE、移籍後初のアルバム『Burning tree』に散りばめられた“キーワード” EMTG MUSIC 2015年1月28日付
  6. ^ GRAPEVINE、2015年1月28日にアルバム『Burning tree』とBlu-ray/DVD『IN A LIFETIME』をリリース。収録曲、ジャケットも公開。 SPACE SHOWER MUSIC 2014年12月4日付
  7. ^ 『音楽と人』2015年2月号 12P
  8. ^ a b GRAPEVINE「Burning tree」インタビュー ナタリー 2015年1月28日付 2/2P
  9. ^ 『音楽と人』2015年2月号 11P
田中和将 (ボーカル・ギター) - 西川弘剛 (ギター) - 亀井亨 (ドラム)
西原誠 (ベース)
シングル

1.そら - 2.君を待つ間 - 3.白日 - 4.スロウ - 5.光について - 6.羽根/JIVE - 7.Reverb - 8.ふれていたい - 9.Our Song - 10.discord - 11.風待ち - 12.ナツノヒカリ - 13.BLUE BACK - 14.会いにいく - 15.ぼくらなら - 16.BREAKTHROUGH - 17.その未来/アダバナ - 18.放浪フリーク - 19.FLY - 20.指先/COME ON - 21.超える - 22.ジュブナイル - 23.CORE/wants - 24.疾走 - 25.風の歌 - ※1977タワーレコード限定シングル) - 26.Empty song - 27.EAST OF THE SUN/UNOMI - 28.Arma - 29.Alright

アルバム
オリジナル

1.退屈の花 - 2.Lifetime - 3.Here - 4.Circulator - 5.another sky - 6.イデアの水槽 - 7.déraciné - 8.From a smalltown - 9.Sing - 10.TWANGS - 11.真昼のストレンジランド - 12.愚かな者の語ること - 13.Burning tree - 14.BABEL, BABEL - 15.ROADSIDE PROPHET - 16.ALL THE LIGHT - 17.新しい果実 - 18.Almost there

ミニ

1.覚醒 - 2.Everyman,everywhere - 3.MISOGI EP

ベスト
ライブ
その他

Divetime - 覚醒〜10th Anniversary Special Package〜 - MALPASO (長田進 with GRAPEVINE)

映像作品

7 CLIPS - GRAPEVINE LIVE 2001 NAKED FILM - 10 CLIPS - 7CLIPS+MORE - sweet home adabana 2005 - GRAPEVINE tour2007 “ママとマスター”FINAL - 8CLIPS 2005-2008 - GRAPEVINE tour 2011「真昼のストレンジランド」 - IN A LIFETIME

関連項目
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典拠管理データベース ウィキデータを編集
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