川田歩実

獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
世界ジュニア
2019 マラケシュ 52kg級
世界ジュニア団体戦
2019 マラケシュ 57㎏級
2022 グアヤキル 57kg級

川田 歩実(かわだ あゆみ、2003年2月25日 - )は、埼玉県草加市出身の、日本柔道選手。階級は52kg級。身長159cm。バスト97cm。血液型はA型。組み手は右組み。握力は左右40kg。得意技は背負投[1][2][3][4]

経歴

父親が柔道整復師だったこともあって、柔道は4歳の時に兄2人と姉に続いて草加市柔道会で始めた[1][2][5]修徳中学3年の時に監督の松本まゆみに「もっと冷酷になれ」とアドバイスされたことがきっかけで、遠慮がちでマイナス思考だった性格も変化し始めた[2]修徳高校に入学すると、小学生の時から鍛え上げてきた「誰にも真似できない」と評される大の得意技である背負投を武器に結果を残すようになった[2]。1年の時には全国高校選手権52kg級準決勝で富士学苑高校2年の藤城心に後袈裟固で敗れるも3位となった[6]。2年の時にはインターハイ52kg級の準決勝で藤城を技ありで破るなどして優勝した[7]全日本ジュニアでも決勝で藤城を背負投で破って優勝した[8]世界ジュニアでは準決勝で台湾の許琳宣に隅落で敗れて3位だった[9]。団体戦は57㎏級の袴田佳名瑚がケガのため代わりに出場すると、準々決勝の韓国戦で個人戦3位の金知秀小外刈で破るも、準決勝のフランス戦では巴投げで敗れたが、決勝のロシア戦では合技で一本勝ちしてチームの優勝を決定付けた[10]。2021年には東海大学へ進学した[1]。1年の時にはヨーロッパオープン・ワルシャワに出場するも、2回戦で世界ジュニアチャンピオンであるフランスのクロエ・ドゥビクトルに反則負けを喫した[11]。2年の時には体重別の初戦でオリンピックチャンピオンである日体大4年の阿部詩と対戦すると、指導2でリードしながら技ありを取られて敗れた[12]。全日本強化選手選考会では優勝した[13]世界ジュニア代表に選ばれるも、個人戦には出場しなかった[14]。団体戦では初戦で地元のエクアドル戦のみに出場して一本勝ちすると、その後チームも優勝した[15][16]。3年の時には優勝大会では3位だった[17]。4年の時には優勝大会で優勝した[18][19]

戦績

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注

  1. ^ a b c d 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年5月号
  2. ^ a b c d 「The Spotlight! 川田歩実」近代柔道 ベースボールマガジン社、2020年5月号 14頁-17頁
  3. ^ 選手一覧
  4. ^ 西町小が団体優勝・市青少年相撲 読売新聞 2010年6月21日
  5. ^ 川田歩実先輩が稽古に来てくれました!
  6. ^ 全国高等学校柔道選手権大会
  7. ^ 全国高等学校総合体育大会柔道競技大会
  8. ^ 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
  9. ^ World Junior Championships 2019
  10. ^ Word Team Championship Juniors 2019
  11. ^ Warsaw European Open 2022
  12. ^ 2022年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  13. ^ 山本ら優勝 女子強化選手選考会―柔道 時事通信 2022年5月7日
  14. ^ 中村太樹、吉岡光が優勝 世界ジュニア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2022年8月11日
  15. ^ 混合団体で日本優勝 世界ジュニア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2022年8月15日
  16. ^ Guayaquil World Juniors Mixed Teams Championships 2022
  17. ^ 2023年度 全日本学生柔道優勝大会
  18. ^ 東海大が8度目V 決勝で環太平洋大破る―全日本学生柔道 時事通信 2024年6月22日
  19. ^ 2024年度全日本学生柔道優勝大会

外部リンク

  • 川田歩実 - JudoInside.com のプロフィール(英語)