ゲインズ・アダムス

ゲインズ・アダムス
Gaines Adams
基本情報
ポジション ディフェンシブエンド
生年月日 1983年6月8日
没年月日 (2010-01-17) 2010年1月17日(26歳没)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
サウスカロライナ州グリーンウッド
身長: 6' 5" =約195.6cm
体重: 260 lb =約117.9kg
経歴
大学 クレムゾン大学
NFLドラフト 2007年 / 1巡目全体4位
初出場年 2007年
初出場チーム タンパベイ・バッカニアーズ
所属歴
タンパベイ・バッカニアーズ(2007年-2009年)
シカゴ・ベアーズ(2009年)
NFL 通算成績
タックル 78回
サック 13.5回
インターセプト 2回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

ゲインズ・アダムス(Gaines Adams 1983年6月8日 - 2010年1月17日)はサウスカロライナ州グリーンウッド出身のアメリカンフットボール選手。NFLタンパベイ・バッカニアーズシカゴ・ベアーズでプレーした。ポジションはディフェンシブエンド

経歴

プロ入りまで

小さい私立高校であるケンブリッジ・アカデミーに所属していた彼は8人制のフットボールチームに所属し、ワイドレシーバー、ディフェンシブエンドとしてプレーした。USCの元QBだったスティーブ・タネヒルに指導されたチームは2000年には4試合で完封勝ちしそのうちの1試合では80-0で勝利した。チームはこの年1敗しかせず、彼は高校時代158回のキャッチで4,394ヤード、65タッチダウンをあげると共に341タックル、10インターセプト、33サックをあげ州のオールスターに2度選ばれた。

2001年、フォーク・ユニオン・ミリタリー・アカデミーに入学し10試合に出場、58タックル、22サック、2インターセプトをあげた。

いくつもの強豪校からオファーのあった彼はクレムゾン大学への進学を決めた。1年次の2003年、彼は控えディフェンシブエンドでありわずか15タックル、1サックの成績に終わった。2年次の2004年には35タックル、8サックをあげると共にスペシャルチームで出場しパントを2度ブロックした。スペシャルチームでのハードワークが目立ちクレムゾンの12人目の守備選手に与えられる賞を受けた。

2年終了時点で彼はNFLドラフトアーリーエントリーすることも検討したが評価が低かったため引き続き大学に残った。

3年次の2005年に彼は飛躍的成長をとげて、56タックル、9.5サック、3ファンブルフォースの成績をあげた。4年次の2006年にはカレッジフットボール最高のディフェンシブエンドと評価されるようになり全12試合に先発出場、12.5サック、2ファンブルフォース、3ファンブルリカバーの成績をあげた。大学通算28サックをあげたがこれはマイケル・ディーン・ペリー(1984年から1987年在籍)の記録タイであった[1]。またオールアメリカンにも選出された。

NFL

NFLスカウトコンバインの際に過去にマリファナを吸ったことがあると告白していたものの、2007年NFLドラフト1巡目全体4位という高い評価を受けてタンパベイ・バッカニアーズに指名された[2]。7月26日に6年間で4600万ドル(1860万ドルは保証された。)の契約を結んだ。この年、第5週のインディアナポリス・コルツ戦でアダム・ビナティエリFGをブロックした。また第11週のアトランタ・ファルコンズ戦でプロ初サックを決めた。シーズン終了までに彼は35タックル、6サック(この年新人トップ)、2ファンブルフォースの成績を残した。この活躍で彼はNFLオールルーキーチームに選出された。プレーオフのニューヨーク・ジャイアンツ戦でチームは敗れたものの彼は5タックル、1サックをあげた。

2008年第2週のアトランタ・ファルコンズ戦では2サックをあげた。第3週のシカゴ・ベアーズ戦ではオーバータイムにプロ入り後初のインターセプト、そのままリターンTD(プロ初TD)を決めた。第4週のグリーンベイ・パッカーズ戦でもアーロン・ロジャースからインターセプトしチームの勝利に貢献した。第8週のダラス・カウボーイズ戦では2サックを決めたがチームは敗れた。

2009年10月19日、彼は翌年のドラフト2巡指名権と引き替えにシカゴ・ベアーズにトレードされた[3]。彼は10試合に出場し7タックル、1パスブロック、1ファンブルリカバーの成績をあげた[4]

2010年1月17日、自宅で倒れていたところをガールフレンドの通報で病院に運ばれたが午前8時21分に死亡が確認された。解剖の結果、拡張型心筋症[5][6]による心停止であることがわかった[7]

彼の葬儀にはクレムゾン大学時代の恩師であるトミー・ボーデン、シカゴ・ベアーズヘッドコーチのラビー・スミスら1000人以上が参列した[6]

2010年シーズン、シカゴ・ベアーズは彼の背番号99をヘルメットにつけてシーズンを戦った[8]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “Gaines Adams player profile at CBS Sportsline”. CBSスポーツ. 2007年4月30日閲覧。,
  2. ^ “Johnson among those admitting marijuana use”. ESPN (2007年4月19日). 2010年1月24日閲覧。
  3. ^ “Bears land defensive end Gaines Adams in trade with Bucs”. chicagobears.com (2009年10月16日). 2010年1月24日閲覧。
  4. ^ “Gaines Adams: Career Stats”. National Football League. 2010年1月24日閲覧。
  5. ^ “ベアーズDEアダムス、26歳の若さで死去”. NFL JAPAN (2010年1月18日). 2010年1月24日閲覧。
  6. ^ a b “26歳で死去したアダムスの葬儀に1,000人以上参列”. NFL JAPAN (2010年1月23日). 2010年1月24日閲覧。
  7. ^ “NFL player Gaines Adams dies of cardiac arrest at S.C. home”. BNO News. 2010年1月17日閲覧。
  8. ^ “2010年のベアーズ、DEアダムスの99番をヘルメットに”. NFL JAPAN (2010年5月24日). 2011年8月8日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference (英語)
  • Gaines Adams Bio (PDF) (英語)
  • ゲインズ・アダムス - IMDb(英語)
先代
ダビン・ジョセフ
タンパベイ・バッカニアーズ
ドラフト1巡指名
2007年
次代
アキブ・タリブ
  1. ジャマーカス・ラッセル
  2. カルビン・ジョンソン
  3. ジョー・トーマス
  4. ゲインズ・アダムス
  5. リーバイ・ブラウン
  6. ラロン・ランドリー
  7. エイドリアン・ピーターソン
  8. ジャマール・アンダーソン
  9. テッド・ギン
  10. アモビ・オコイエ
  11. パトリック・ウィリス
  12. マーショーン・リンチ
  13. アダム・キャリカー
  14. ダレル・リーヴィス
  15. ローレンス・ティモンズ
  16. ジャスティン・ハレル
  17. ジャービス・モス
  18. レオン・ホール
  19. マイケル・グリフィン
  20. アーロン・ロス
  21. レジー・ネルソン
  22. ブレイディ・クイン
  23. ドウェイン・ボウ
  24. ブランドン・メリウェザー
  25. ジョン・ビーソン
  26. アンソニー・スペンサー
  27. ロバート・ミーチェム
  28. ジョン・ステイリー
  29. ベン・グラブス
  30. クレイグ・デービス
  31. グレッグ・オルセン
  32. アンソニー・ゴンザレス
 
各年のNFLドラフト
  • 1936
  • 1937
  • 1938
  • 1939
  • 1940
  • 1941
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