ウィズイン・テンプテーション

ウィズイン・テンプテーション
Within Temptation
ドイツ・ヴァッケン公演(2019年8月)

バンドロゴ
基本情報
出身地 オランダの旗 オランダ
南ホラント州ワディンクスフェーン
ジャンル シンフォニックメタル
ゴシックメタル
活動期間 1996年 - 現在
レーベル DSFAレコード
スーパーソニック・レコード
ロードランナー・レコード
BMG
公式サイト Within Temptation.com
メンバー シャロン・デン・アデル (ボーカル)
ローベルト・ヴェスターホルト (ギター)
ルード・ヨリー (ギター)
ステファン・ヘレブラット(ギター)
イェローン・フォン・フェーン (ベース)
マルテン・スピーレンブルフ (キーボード)
マイク・コーレン (ドラムス)
旧メンバー イヴァル・デ・グラーフ (ドラムス)
マルテン・ヴェスターホルト (キーボード)
ミヒール・パッペンホーフェ (ギター)
イェレ・バッカー (ギター)
シロ・パルマ (ドラムス)
マリウス・ファン・ピレーン (ドラムス)
デニーズ・レーフラン (ドラムス)
リシャール・ヴィレムス (ドラムス)
ステフェン・ファン・ハストレット (ドラムス)

ウィズイン・テンプテーションWithin Temptation)は、オランダシンフォニックメタル・バンド。

欧州を代表する、シンフォニックゴシックメタルの中心的存在として知られる。

来歴・背景

創設者ローベルト・ヴェスターホルト(G)

1996年夏、オランダヘヴィメタル・バンド、ザ・サークル(後にヴォヤージュに改名)のギター&ボーカリスト、ローベルト・ヴェスターホルトと、同バンドにゲスト参加経験のある女性シンガー、シャロン・デン・アデルが中心になって結成された。メンバーは昔からの親友同士で、シャロンはヴェスターホルトのガールフレンドでもあった。

1997年、デモ・テープの段階から話題となり、母国オランダのDSFAレコードからデビュー・アルバム『エンター』をリリース。欧州ツアーを行い「ダイナモ・フェス」などのビッグイベントに出演するなど、人気と知名度を上げる。

1998年には、EP『The Dance』をリリースしたものの、その後メンバーは学業や就職の影響で活動が滞るようになる。シャロンはファッション会社に勤務し、ローベルトはインターネット会社に務めるなど兼業していた。しかしバンドの人気が加熱し、音楽活動に専念するためそれぞれ退職。翌年から、次回作の創作に没頭する。

2000年12月、セカンド・アルバム『Mother Earth』を発表。オランダのアルバムチャートで3ヶ月以上ランクインし、母国とドイツベルギープラチナム・ディスクを獲得するなど、前作を上回る評価を受ける。

2004年11月、ドイツのGUN レコード傘下のスーパーソニック・レコードからサード・アルバム『ザ・サイレント・フォース』をリリースする。シングルカットされた「Stand My Ground」のヒットとともに前作以上にブレイクし、アルバムはオランダでチャート1位を獲得。再びプラチナム・ディスクを獲得するとともに、7か国でゴールドディスク認定されるなど欧州の権威ある音楽賞各賞を受賞し、これを機に英国豪州日本でもリリースされるようになる。これらが評価され、母国で「DUTCH MUSIC AWARD」(オランダの音楽輸出に多大なる功績を残したことを讃える賞)を受賞する。その後、ロードランナー・レコードに移籍し、2007年にアルバム『ザ・ハート・オヴ・エヴリシング』をリリース。

2011年、バンド初のコンセプトアルバム『ジ・アンフォーギヴィング』をリリース[1]。スティーヴン・オコーネル原作、ロマノ・モレナーが作画を担当した同タイトルのアメリカン・コミックスとタイアップした[2]。その後、BMGに移籍。

2014年、元ナイトウィッシュターヤ・トゥルネン[3]、元キルスウィッチ・エンゲイジのハワード・ジョーンズなどがゲスト参加した意欲作『ハイドラ』をリリース。ギター3人編成で初のアルバムとなった[4]

2019年、4年半ぶりのアルバム『レジスト』をリリース[5]

メンバー

※2019年10月時点

現ラインナップ

  • シャロン・デン・アデル (Sharon den Adel) - ボーカル (1996年- ) 夫はヴェスターホルト
  • ローベルト・ヴェスターホルト (Robert Westerholt) - ギター(1996年- ※2011年以降は製作とスタジオ録音に専念) 妻はシャロン
  • ルード・ヨリー (Ruud Jolie) - ギター (2001年- )
  • ステファン・ヘレブラット (Stefan Helleblad) - リズムギター (2011年- )
  • イェローン・ファン・フェーン (Jeroen van Veen) - ベース (1996年- )
  • マルテン・スピーレンブルフ (Martijn Spierenburg) - キーボード (2001年- )
  • マイク・コーレン (Mike Coolen) - ドラムス (2011年- )
  • シャロン・デン・アデル(Vo) 2019年
    シャロン・デン・アデル(Vo) 2019年
  • ルード・ヨリー(G) 2019年
    ルード・ヨリー(G) 2019年
  • ステファン・ヘレブラット(G) 2019年
    ステファン・ヘレブラット(G) 2019年
  • イェローン・ファン・フェーン(B) 2019年
    イェローン・ファン・フェーン(B) 2019年
  • マルテン・スピーレンブルフ(Key) 2015年
    マルテン・スピーレンブルフ(Key) 2015年
  • マイク・コーレン(Ds) 2019年
    マイク・コーレン(Ds) 2019年

旧メンバー

  • イヴァル・デ・グラーフ (Ivar de Graaf) - ドラムス (1996年-1998年, 1999年-2001年)
  • マルテン・ヴェスターホルト (Martijn Westerholt) - キーボード (1996年-2001年)
  • ミヒール・パッペンホーフェ (Michiel Papenhove) - ギター (1996年-2001年)
  • イェレ・バッカー (Jelle Bakker) - ギター (2001年)
  • シロ・パルマ (Ciro Palma) - ドラムス (1998年-1999年)
  • マリウス・ファン・ピレーン (Marius van Pyreen) - ドラムス (1998年)
  • デニーズ・レーフラン (Dennis Leeflang) - ドラムス (1996年)
  • リシャール・ヴィレムス (Richard Willemse) - ドラムス (1996年)
  • ステフェン・ファン・ハストレット (Stephen van Haestregt) - ドラムス (1999年-2010年)

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『エンター』 - Enter (1997年)
  • Mother Earth (2000年)
  • ザ・サイレント・フォース』 - The Silent Force (2004年)
  • 『ザ・ハート・オヴ・エヴリシング』 - The Heart Of Everything (2007年)
  • 『ジ・アンフォーギヴィング』 - The Unforgiving (2011年)
  • 『ハイドラ』 - Hydra (2014年)
  • 『レジスト』 - Resist(2019年)
  • Bleed Out(2023年)[6]

ライブ・アルバム

  • 『ブラック・シンフォニー』 - Black Symphony (2008年)
  • 『アン・アコースティック・ナイト・アット・ザ・シアター』 - An Acoustic Night at the Theatre (2009年)
  • 『レット・アス・バーン〜エレメンツ&ハイドラ・ライヴ・イン・コンサート』 - Let Us Burn – Elements & Hydra Live in Concert (2014年)

コンピレーション・アルバム

  • The Q-Music Sessions (2013年) ※カバー曲集

EP

  • The Dance (1998年)
  • The Howling (2007年)

シングル

  • "Restless" (1997年)
  • "Our Farewell" (2000年)
  • "Ice Queen" (2001年)
  • "Mother Earth" (2003年)
  • "Running Up That Hill" (2003年)
  • "Stand My Ground" (2004年)
  • "Memories" (2005年)
  • "Angels (2005年)
  • "What Have You Done"(feat. キース・カプト) (2007年)
  • "Frozen" (2007年)
  • "The Howling" (2007年)
  • "All I Need" (2007年)
  • "Forgiven" (2008年)
  • "Utopia"(featuring Chris Jones) (2009年)
  • "Faster" (2011年)
  • "Sinéad" (2011年)
  • "Shot in the Dark" (2011年)
  • "Paradise (What About Us?)" (featuring Tarja Turunen) (2013年)
  • "Dangerous" (featuring Howard Jones) (2013年)
  • "Whole World Is Watching" (featuring Dave Pirner of Soul Asylum) (2014年)
  • "And We Run" (featuring Xzibit) (2014年)
  • "The Reckoning" (featuring Jacoby Shaddix of Papa Roach) (2018年)
  • "Raise Your Banner" (featuring Anders Fridén of In Flames) (2018年)
  • "Firelight" (featuring Jasper Steverlinck of Arid) (2018年)
  • "In Vain" (2019年)
  • "Entertain You" (2020年)
  • "The Purge" (2020年)
  • "Shed My Skin" (2021年)
  • "Don't Pray for Me" (2022年)
  • "The Fire Within" (2022年)
  • "Wireless" (2023年) [7]
  • "Ritual"(2023年)[8]

ライブ・ビデオ

  • Mother Earth Tour (2003年)
  • The Silent Force Tour (2005年)
  • Let Us Burn – Elements & Hydra Live in Concert (2014年)[9]

日本公演

受賞歴

オランダ
  • 3FM賞 (2006年、2007年、2009年)
  • Buma Cultuur賞 (2003年-2006年、2011年、2016年)
  • エジソン賞 (2003年、2005年)
  • オランダTMFアワード (2002年、2007年)
ドイツ
  • メタルハマー賞 (2014年)
ベルギー
  • ベルギーTMFアワード (2002年、2005年、2007年)
IFPI
欧州
  • MTVヨーロッパ音楽賞 (2007年)
米国
  • Loudwireミュージックアワード (2011年、2014年)
  • リボルバー ゴールデンゴッド (2005年)

脚注

  1. ^ Within Temptationシャロン・デン・アデル インタビュー - Rocks On The Road
  2. ^ ウィズイン・テンプテーション、新作はコミックと連動? - BARKS
  3. ^ ウィズイン・テンプテーション、新曲でターヤとの共演を実現 - BARKS
  4. ^ ウィズイン・テンプテーション、2014年1月22日に『ハイドラ』発売 - BARKS
  5. ^ “ウィズイン・テンプテーション、シャロンが新作『レジスト』の魅力を語る”. BARKS (2019年3月7日). 2019年10月1日閲覧。
  6. ^ “WITHIN TEMPTATIONが発売されたばかりの新作「BLEED OUT」から ”Ritual” のMVを公開!”. BURRN! ONLINE (2023年10月27日). 2023年11月8日閲覧。
  7. ^ “WITHIN TEMPTATIONがニュー・シングル ”Wireless” をリリース!”. BURRN! ONLINE. 2023年5月21日閲覧。
  8. ^ “WITHIN TEMPTATION、ニュー・シングル『Ritual』リリース!”. 激ロック (2023年10月2日). 2023年10月3日閲覧。
  9. ^ ウィズイン・テンプテーション、来日ライブはこれで余韻を - BARKS
  10. ^ LOUD PARK 14(2日目)@さいたまスーパーアリーナ - RO69

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、ウィズイン・テンプテーションに関連するメディアおよびカテゴリがあります。
  • 公式サイト (オランダ語)(英語)(ドイツ語)
  • ウィズイン・テンプテーション - Myspace
  • ウィズイン・テンプテーション - YouTubeチャンネル
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