ほけんの窓口グループ

ほけんの窓口グループ株式会社
HOKEN NO MADOGUCHI GROUP INC.
鉃鋼ビルディング本館
鉃鋼ビルディング本館
種類 株式会社
略称 ほけんの窓口
本社所在地 日本の旗 日本
100-0005
東京都千代田区丸の内1-8-2
鉄鋼ビルディング20階
北緯35度40分57.6秒 東経139度46分12.1秒 / 北緯35.682667度 東経139.770028度 / 35.682667; 139.770028座標: 北緯35度40分57.6秒 東経139度46分12.1秒 / 北緯35.682667度 東経139.770028度 / 35.682667; 139.770028
設立 1995年4月
業種 サービス業
法人番号 8011001047006 ウィキデータを編集
事業内容 保険の見直し・保険相談をメインとする保険代理店、保険ショップ
代表者 猪俣 礼治(代表取締役会長社長
資本金 5億円
売上高 424億1400万円
(2023年6月期)[1]
営業利益 77億9900万円
(2023年6月期)[1]
経常利益 78億3100万円
(2023年6月期)[1]
純利益 51億7000万円
(2023年6月期)[1]
総資産 332億3700万円
(2023年6月期)[1]
従業員数 3,605名(2023年6月末現在)
決算期 6月末日
主要株主 伊藤忠商事株式会社 92.0%
外部リンク https://www.hokennomadoguchi.co.jp/
特記事項:保険の見直し・保険相談ならほけんの窓口【公式】
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ほけんの窓口グループ株式会社(ほけんのまどぐちグループ)は、東京都千代田区丸の内に本社を置く、来店型の保険代理店を運営する企業である。保険ショップ事業、訪問相談事業、通信販売事業、保険募集パートナー事業、銀行アライアンス事業を手掛けている。

また、『ほけんの窓口』というブランド名で主に保険の見直しや保険相談を請け負い、サービスを提供している。尚、一般名称として使われる他社の「保険の窓口」などとは関連がない。

概要

ソニー生命でトップセールスマンとなった今野則夫が、販売代理店として独立して創業。保険の見直しや保険相談が気軽にできる「来店型保険ショップ」という新形態が大成功し、一気に支店網を広げ急成長を果たした[2][3]。しかし、内定していた株式公開前に今野に対する脱税疑惑が浮上[4]。今野は社長を退任し、その後東京地検から消費税法違反で在宅起訴された[注釈 1][5][6][7]。これにより、社長は窪田泰彦会長が兼任する体制となった[8]

2014年7月3日、伊藤忠商事がほけんの窓口グループの発行済株式の24.2%を取得。同社を持分法適用関連会社としたと発表した[9][10][11]

複数の保険会社の商品の中から中立の立場で提案することをモットーとしているとされるが、これに対しては疑念が報じられている[12]2009年北都銀行などとの提携を端緒に、地方銀行証券会社と提携して合同店舗を設けるケースも散見される[13][14][15]

沿革

  • 1995年平成7年)4月 - 株式会社ライフプラザホールディングスとして設立。
  • 2000年(平成12年)3月 - 横浜市の港北ニュータウンに1号店を開店。
  • 2006年(平成18年)11月 - 株式会社みんなの保険プラザをグループ会社として設立。
  • 2007年(平成19年)7月 - 株式会社ほけん生活、株式会社ほけんの専門店をグループ会社として設立。
  • 2008年(平成20年)7月1日 - 株式会社保険パートナーズジャパンの全発行済株式を取得[16]
  • 2009年(平成21年)
    • 2月13日 - 東京スター銀行の銀行代理業者となる[17]
    • 4月1日 - グローバルインシュアランス株式会社を吸収合併[18]
    • 6月30日 - 株式会社ほけん生活、株式会社ほけんの専門店および株式会社みんなの保険プラザを吸収合併[19]
  • 2010年(平成22年)7月1日 - 株式会社ライフプラザマーケティングを吸収合併[20]
  • 2011年(平成23年)3月31日 - 東京スター銀行の銀行代理業許可が失効する[17]
  • 2012年(平成24年)4月1日 - 社名をほけんの窓口グループ株式会社に変更[21]
  • 2013年(平成25年)10月 - 住友生命保険第三者割当増資を引き受け、約7億円を出資。第三位株主となる[22]
  • 2014年(平成26年)
    • 7月3日 - 伊藤忠商事が発行済株式の24.2%を取得。同社の持分法適用会社となる
  • 2015年(平成27年)11月27日 - 日本生命がほけんの窓口グループの子会社であるライフプラザパートナーズの株式を取得。同社を子会社化[23][24][25]
  • 2016年(平成28年)9月 - 本社を東京都千代田区に移転
  • 2018年(平成30年)12月 - ポーター賞を受賞。
  • 2019年(令和1年)10月29日 - 伊藤忠商事が発行済み株式の57.7%を取得。同社の連結子会社となる。
  • 2020年(令和2年)8月20日 - 「国民年金基金」取扱いの開始。
  • 2021年(令和3年)10月8日 - 「内部通報制度認証(WCMS認証)」取得。
  • 2023年(令和5年)
    • 2月22日 -  「生命保険乗合代理店業務品質評価運営」認定取得。
    • 2月28日 - 株式併合等による資本再編を実行
    • 4月28日 - 伊藤忠商事が持分比率を92.0%とする。

店舗展開

詳細は「予約・店舗一覧|保険の見直し・保険相談ならほけんの窓口【公式】」を参照

取り扱い保険

保険相談・保険見直しを専門とする『ほけんの窓口』では、40社以上の保険商品を取扱っている。

生命保険
医療保険、健康増進型保険、がん保険、学資・こども保険、出産・不妊治療のサポート、就業不能保険、終身保険定期保険、収入保障保険、養老保険個人年金保険、三大疾病保険、介護保険
損害保険
自動車保険、自転車保険、火災保険地震保険旅行保険傷害保険ゴルファー保険ペット保険個人賠償責任保険、所得補償保険

最近の協賛

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脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 2013年11月21日東京地裁は今野に対し懲役2年、執行猶予3年、罰金320万円の判決を言い渡した。

出典

  1. ^ a b c d e ほけんの窓口グループ株式会社 第29期決算公告
  2. ^ “社長の風景 ほけんの窓口グループ 今野則夫”. 現代ビジネス. (2012年8月2日). https://gendai.media/articles/-/33110 2013年11月20日閲覧。 
  3. ^ “経済の死角 本誌に〝脱税〟を認めていた「ほけんの窓口」前社長(今野則夫)「儲かりすぎた悲劇」”. 現代ビジネス. (2013年7月13日). https://gendai.media/articles/-/36409 2013年11月20日閲覧。 
  4. ^ “「ほけんの窓口」上場に黄信号!?保険ショップ名物社長に浮上した脱税疑惑”. 週刊ダイヤモンド. (2013年2月13日). http://diamond.jp/articles/-/31912 2013年11月20日閲覧。 
  5. ^ “ほけんの窓口グループ、今野社長が退任 後任に窪田氏”. 日本経済新聞. (2013年4月16日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASGC1600Y_W3A410C1EE8000/ 2013年11月20日閲覧。 
  6. ^ “「ほけんの窓口」前社長を在宅起訴 東京地検”. 日本経済新聞. (2013年7月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1704P_X10C13A7CC1000/ 2013年11月20日閲覧。 
  7. ^ “弊社前社長に関する一連の報道について” (PDF). ほけんの窓口グループ株式会社 (2013年7月17日). 2013年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月21日閲覧。
  8. ^ “ほけんの窓口グループ会長兼社長 窪田泰彦 前社長の不祥事と決別 今年は「第2の創業元年」”. 週刊ダイヤモンド. (2013年7月31日). http://diamond.jp/articles/-/39493 2013年11月20日閲覧。 
  9. ^ “ほけんの窓口グループとの資本提携について~保険ショップ事業へ本格進出~”. 伊藤忠商事. (2014年7月3日). オリジナルの2014年7月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140713214951/http://www.itochu.co.jp/ja/news/2014/140703.html 2014年7月4日閲覧。 
  10. ^ “伊藤忠商事との資本・業務提携に関するお知らせ”. ほけんの窓口グループ . (2014年7月3日). オリジナルの2014年7月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140715043957/http://www.hokennomadoguchi.com/press/1970/ 2014年7月4日閲覧。 
  11. ^ 「伊藤忠、保険代理店に参入 ほけんの窓口に24%出資」『日本経済新聞電子版』 2014年7月2日
  12. ^ “ソニー・アリコの保険をゴリ押し 急増する来店型保険ショップの実態”. ビジネスジャーナル. (2013年3月7日). http://biz-journal.jp/2013/03/post_1645.html 2013年11月21日閲覧。 
  13. ^ “北都銀、保険の窓口販売を強化 「ほけんの窓口」ブランド活用”. 日本経済新聞. (2011年7月16日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFB1507L_V10C11A7L01000/ 2013年11月20日閲覧。 
  14. ^ 『ライフプラザホールディングス 北都銀行と保険商品窓口販売に関する業務提携』(プレスリリース)株式会社ライフプラザホールディング、2009年8月26日。 オリジナルの2013年5月3日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20130503021913/http://www.lifeplaza.co.jp/press/pdf/2009/090826.pdf2013年11月20日閲覧 
  15. ^ 『ライフプラザホールディングス 北都銀行と保険商品窓口販売に関する業務提携』(プレスリリース)株式会社ライフプラザホールディング、2009年8月26日。 オリジナルの2013年5月3日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20130503021913/http://www.lifeplaza.co.jp/press/pdf/2009/090826.pdf2013年11月20日閲覧 
  16. ^ 同年6月9日官報』第4845号「株式交換につき通知公告」
  17. ^ a b 2011年平成23年)6月14日金融庁告示第69号「銀行代理業者に係る銀行代理業の許可がその効力を失った件」
  18. ^ 同年2月21日『官報』第5015号「合併公告」
  19. ^ 同年5月29日『官報』第5080号「合併公告」
  20. ^ 同年5月28日『官報』第5321号「合併公告」
  21. ^ “ライフプラザホールディングス、社名「ほけんの窓口」に”. 日本経済新聞. (2012年3月30日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASGC3001F_Q2A330C1EE1000/ 2013年11月20日閲覧。 
  22. ^ 「住友生命、保険ショップ最大手に出資 第3位株主に」『日本経済新聞電子版』 2013年10月27日
  23. ^ “日本生命、ライフプラザパートナーズを子会社化”. 日本経済新聞. (2015年11月27日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASGC27H0Y_X21C15A1EE8000/ 2013年12月15日閲覧。 
  24. ^ “株式会社ライフプラザパートナーズへの出資について”. 日本生命保険相互会社. (2015年11月27日). http://www.nissay.co.jp/news/2015/pdf/20151127.pdf 2013年12月15日閲覧。 
  25. ^ “資本構成変更について”. 株式会社ライフプラザパートナーズ. (2015年11月27日). http://www.lifeplaza.co.jp/releases/view/00096 2013年12月15日閲覧。 

関連項目

外部リンク

  • ほけんの窓口グループ株式会社<公式サイト>
  • 保険の無料相談や見直し・比較|ほけんの窓口【公式】
  • 保険の無料相談や見直し・比較|ほけんの窓口 - YouTubeチャンネル
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